院長あいさつ

健康は一人だけの幸せに留まらず、周囲の人にも大きな影響を及ぼします。不調を感じた時には、自分の不快を解消しようとだけするものですが、その不快な気持ちの、周囲への影響に意外に気づいていないことがあります。不調な時に、他人の気持ちなんか気にしていられない、気にしたとしてもどうしようもない・・といったところでしょうか。

でも、自分に近しい人が身体の不調を訴えながら、辛い顔をしていれば、心配になります。同時にその不快な気分に影響されて、楽しさに水をさされる事もあります。慢性化して毎日のことになれば生活に影を落とします。また仕事上で不調な人がいると職場の力が発揮し切れないことも生じます。得意先の方が不調になればそれも困ります。

でも、それがお互いさまの人生ですし、家庭も学校も職場も、社会ではそう云うことを含めて成り立てて行くより他ありません。

それでも、それだからこそ自身の健康に気遣うことは大切です。健康は一人だけの幸せに留まらず、健康で有ればある程、力を発揮して愉しみ、愉しませていけます。いま不調であっても、そこから変化しようとして努力している、その努力が周囲の人を励ましたり勇気を与えたりしています。そこを応援できるのが整体です、そう考えて施術をさせて頂いております。

施術を受けて頂く際は、先ずは2つのことから始めます。不具合な場所を解消するに留まらず、ご自身で健康を進めていける〔養生〕を身につけていただければ幸いです。周囲の方にもご自身でやってあげられることがあります。

①自身で自分の身体を知っていくこと

②実際に歪みを正して行くこと

の二つです。私達は日々大小様々なストレスに出会います。そんな時、身体は縮んだり歪んだりしながらその場を乗り切っています。ストレスと云う刺激に反応してバランスを取るのです。疲れた時に無意識に身体を捩じりますし、嫌な物を見たり、嫌な場面に出会ったりすると身体(内臓)はきゅっと縮んで硬くなります。警戒して守りの体勢をとる・・そう云う反応をするものです。

(反撃することで守る・・)と云うこともあります。言葉のやりとりだけの場面でもそう云った身体の反応が起こります。身体は食物の変化した物で作られているけれど、とても心的なものです。そのような出来事のなかで身体は緊張や歪みを解消できないまま次の日を迎えてしまうことがあります。積み重なった捩じれや歪みが生じます。怪我や病気が不調を発生させるきっかけになることも多いのですが、その内容は元々の積み重なった捩じれや歪みで違った現れ方をします。

先ずは現状の身体状況を素直に意識してみる。意外に自分の気づいていないことが見つかります。

■調整の第一歩は自身で自身を気づくことです。そうすることでご自身の潜在的な意識が調整へと働きだす事を促したいからです。ですから、ご自身の状況を先ずお伝えして頂いております。そうすることでちょっと客観的に自身の状態を見直すことも出来るかと思います。どうぞご。自身の状況をお伝えください。（可能な範囲でかまいません）

それが上手く分からない方も安心です、しっかりした捉え方はご来院頂いてからお伝えしていきます。

 ■実際の調整はお身体を見させて頂きご希望を伺いながら進めて行きますが、さらに進むためにセルフで日常に取り入れて頂く体操をお伝えすることがあります。必ず続けられるように、その人用に指導する個別のものです。どうぞ愉しんで取り組んで見て下さい。