施術案内

ご自身の身体に対して新しい発見があります。それまで気が付いていなかった身体の動きや姿勢の再認識です。良くも悪しくも「事実」に気付き、同時にその気づきが感性(自分の事を感得する能力)を取り戻すきっかけになります。そうして初めて回復力が発揮される下地が整います。

回復力は自身の裡なる力ですが発揮できない状況をご自身で作っていることにも気づきます。施術によって身体が整っていくと同時に、症状が調整され変化が始まります。

身体の捩じれや歪みが調整されていく事と感性が上がって行くことは相乗的なものです。どちらも施術時に完了してしまうものではなく、術後１～２日進行していくものと思われます。

また術後に日常の生活に取り入れる体操など整体指導が追加されます。一定レベルのノーマルな感性レベルになるまでは4～8回の継続施術が基本です。

人は２本足で歩く動物です。足の先から頭の天辺まで重力の影響下で上手に骨格バランスを取りながら歩くことができます。

ところが、足首の歪み(捻挫などの足首の歪みは多かれ少なかれほとんどの人が経験しています)は、足関節の動きを歪めて身体に負担を生じさせます。そ動きの悪い分野を補って股関節が動き方を変えることで辻褄を合わせるといった日常生活になることが多いのです。しかし股関節の動きに左右差が生ずれば腰や首もそれに合わせて動き方を変えますから結局は全身の動き方の変化が起こってしまいます。やがて脳や内臓にも負担が生じます。

また足の運びは上肢(腕)の動きとも連動しています。全体と細部は一つの動きで連動します。手の小指が傷んでも、その傷に対して、身体は全身を変化させることで対応します。ちょうどクモの巣の何処に刺激が加わっても、その変化は同時にすべてに関わるように・・、人の身体は全てが繋がっていますから、決して手の指だけが不具合であると云うことではないのです。一部だけが悪くて他は問題ない・・と云うことではないのです。

骨格の調整は全体観が背景にあってから局所の骨や関節を施術することになります。場合によっては骨膜の調整なども必要になります。多くの場合、内臓の調整が必要です。神経のバランスも重要です。

繊細な施術です。

眠れない、起床が辛(つら)い、目が疲れる、頭痛や偏頭痛が続く、耳鳴りが気になる・・食べたものが逆流しそうになる・・食欲がでない、便秘気味、生理不順、冷える・・などなど、ご本人から「自律神経の乱れに起因するのでは・・」と云った訴えを中心に観ていきます。

多くの場合、触れるだけのように思える繊細な施術となります。身体はとてもとても繊細なものです。普段はその繊細さを忘れてしまってぞんざいに扱ってしまことも多い人生かとも思います。ひとたび不具合が生じると繊細さに初めてのように気づくものです。日常生活の幾つかを両良させるとして・・、普段の起きている意識状態から少し離れて、深い意識下にある膠着した感情や考え方がリリースされる必要がある・・そう考えてみることも良い機会になるのではないでしょうか。頭蓋の調整は術者の手技感性で施術されます、主に体内の流れを感覚的に調整することになります。一般的に脳脊髄液のリズム調整とも考えられるようです。また頭蓋の調整には顎関節の調整も含まれます。耳鳴りや歯ぎしりなど様々な睡眠時障害とも関連すると考えられます。

肝系などの内臓疲労は目に現れるとも云われています。腎系は何故か耳との関連が昔から取りざたされて来ました。脳の回復は全身と関連します。脳に関わることは繊細でまた医学の最先端の研究分野ですが、同時に謎の多い分野です。脳内の血流や脳脊髄液の流れの調整は、手技領域からも良変に寄与することが多いのではないか・・とも考えます。

「整体」に興味のある方に一日一人限定で特別価格での導入体験ができます。お越しいただいた方の身体を拝見し調整させて頂きながら基本的な考え方や施術内容を伝えて行きます。

「養生」と云う日本の文化を生活に落とし込むことは重要な事なので・・今のその人の環境に合わせて「養生の必要性」を了解されるように、具体的お伝えできるように努めています。

健康に関して高い意識をお持ちの方は、具体的な方法が見つかったととても喜んでいただけます。また「整体」が初めての方は、新鮮な驚きを体験できます。自身の身体に対して感受性を高めることの大切さと具体的に身体調整の必要性の大きさを了解できる機会です。

「上を目指す　整体調整」は繊細でパワフルな調整となります。

音楽・楽器・スポーツ競技・研究生活・趣味に没頭する生活・パワフルに仕事をする生活　これらを実現するためには身体の軸や中心が定まった状態が必要です。ほとんど全ての楽器演奏やスポーツ競技は身体を偏って使うことになるためケアが必要です。また歪みに備えた身体の使い方を日常的に工夫するが必要があります。

それには繊細な整体による身体調整と適切な体操などを日常生活に導入が必要があります。具体的には繊細な施術で定期的にケアすると共にセルフでする気の流れの調整(行気方法)や愉気法などの調整法を身につけていきます。

全身整体・頭蓋調整・姿勢矯正整体など導入から継続して施術を受けられているクライアントさまは施術の度にその人用の体操など整体指導上のホームワークが有ったりします。その進行経過を確認すると共にメンテナンス施術をしています。

ここでも二つの基本が大切です。①感性(自身の身体状況を感じ取る力）をUPすること、②実際に捩じれや歪みを調整していくこと日常的に取り組んでいるセルフチェックや体操の再復習で精度を高めて行きます。またホームワークの内容が本人の身体の調整具合に適して更新されていきます。その結果、感性のUPと実践的な身体調整が具体的に進んでいきます。